ミツバチの分蜂

 

こんにちは!皆さんお元気ですか?新型コロナウイルスの蔓延で世界中が大騒ぎとなりました。一日も早い終息が待たれるこの頃です。

  

日頃から当日本蜜蜂保存会の活動に温かいご理解を頂き、心から感謝申し上げます。

さて、今年も3月下旬頃から新しい女王日本蜜蜂の誕生が各地で始まり当方へも連絡が入ってきます。この現象を「分蜂(ぶんぽう)」といいます。

   

分蜂には「自然分蜂」と「人工分蜂」の2種類があり、日本蜜蜂のほとんどは自然分蜂を行い、西洋蜜蜂は人工分蜂します。どのように違うかと申しますと、日本蜜蜂は縦長巣箱(重箱式)の中の天井板から吊り下がるような状態で蜜蝋(みつろう)で出来た自然巣の最も下部に「王台」という新女王蜂用のベッド(3~5ヶ)を作り、そのベッドの中に働き蜂によってロイヤルゼリーが作られ、その後親女王蜂によって産卵(有精卵)が行われ、ロイヤルゼリーをエサとして次第に成長し、幼虫からさなぎに成り2週間後に成虫となり新しい女王蜂として君臨します。(親女王蜂は働き蜂の3分の1程の働き蜂を連れて新しい巣を作ります。)

一方の西洋蜜蜂は横型巣箱という養蜂家が作った横長の巣箱のその中には人工的に作られた「巣礎枠」が入っている。その為、西洋蜜蜂は自分たちで巣を作らなくても良いのです。そして新女王蜂用のベッド「王台」は巣礎枠の下部に(3~7ヶ)作られ、巣の中で誕生した新女王蜂の幼虫はロイヤルゼリーを栄養源として成長し、さなぎとなりそして成長した後新女王蜂として活躍します。(親女王蜂は新女王蜂誕生直前に養蜂家が人工的に次なる巣箱に働き蜂と共に移動します。)

  

次号では誕生した「女王蜂と働き蜂の一生」を書く予定です。ご期待ください!

   

 

※小生は12年間日本蜜蜂養蜂に携わってきましたが、専門学者ではありませんので独断と偏見により私見を認めております。万一、誤りがある時はご容赦下さいませ。

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