和蜂養蜂を始めてから13年が経ちました。お陰様で、現在まで天敵による莫大な被害には遭わず、無事継続することができ喜んでいます。
しかし、郊外の山林等で養蜂している友人たちの話ではクマ、イノシシ、アライグマ、ハクビシン等の動物たちが蜜を狙って襲撃してくるようです。また、オオスズメバチ、キイロスズメバチ、西洋ミツバチ等も食料不足になると和蜂の巣箱を襲い、巣は瞬く間に壊滅状態になります。
10年ほど前から米国から輸入される木材に付着して日本に潜入したと云われる「アカリンダニ」も怖い天敵で、洋蜂、和蜂問わず蜂の呼吸器官に入り込み、蜂たちは呼吸困難に陥り全滅してしまいます。今日では、この天敵に対する化学薬品での防御対策も進んでいますが、私共では蜂に無害な木酢液(木炭作成時に出る樹液)を使用してきました。
この木酢液は古くから日本で使われている駆除剤で、防虫・殺菌効果が高く一部の養蜂家に愛用されています。
いずれにせよ生き物には必ず〝天敵〟が存在します。例えば「ハブとマングース」「ゴキブリとテントウムシ」等々いくつものケースが有りますが、生き物にとって究極の天敵は〝人間〟だと云われています。
もっと自然との共生を真剣に考えなければ〝地球を破滅する天敵は人類だ!〟と叱責を受けることでしょう。