大都市における緑地はビル化とともに減少の一途を辿っています。
この現象は必然的な宿命かもしれませんが、ビルの乱立による都市温暖化は“ヒートアイランド”と呼ばれるようになりました。即ちビルからの熱い排気ガスが都市温暖化に拍車をかけているのが現状です。同時に空気中のＣＯ２の濃度も高くなりました。
私たちは１５年前より品川区中延商店街の会館屋上で日本蜜蜂（和蜂は日本古来種で現在絶滅危惧種の一歩手前まで激減している）の養蜂を開始し、その間一度も来街者への被害はなく安全に養蜂活動を続けることができ、その養蜂活動が次第に注目されマスコミの取材を受けることが多くなり遠くからの来街者も増え商店街活性化の一助と成りました。
さて先に述べました加速する都市温暖化の防止対策を「ビル屋上緑化」と「和蜂の都市養蜂」を連動することによって都市温暖化を防ぐことと同時に貴重なる和蜂を絶滅から守ることが出来ると信じ、まずは和蜂養蜂家を育成することからスタートしました。
コロナ禍の真っ最中での養蜂家育成塾々生の募集（密を避ける為５名に限定）に対して多くの応募があり驚きました。結局 先着受け付け順で参加者を決定しました。初回は（台風１４号の為１週間延長）和気藹々の雰囲気のなかでも真剣な塾生の方々の熱気を強く感じる事ができ、講義終盤に巣箱の見学や数日前に搾蜜したばかりの「新蜜」を試食し、新鮮で爽やかな「幻のはちみつ」に「オゥー！」と驚きの声が上がりました。
日本古来からの益虫昆虫を絶滅から守り、ビル屋上の緑化と養蜂活動により地球温暖化防止の一助になることを願って、次回養蜂塾の資料作りに追われるこの頃です。