和蜂(日本蜜蜂)の搾蜜は一般的には年一回とされています。
(西洋ミツバチは年4~5回の搾蜜)
先般 小春日和の日に現在日本に僅かに生息している和蜂の搾蜜作業を
「和蜂養蜂塾」の皆さんと一緒に実体験することに成りました。
和蜂の攻撃から身を守るため防御服を着用し、
巣箱の中の和蜂たちを一番下の底箱に移動させる為に
天井板を数回金づちでノックすると、巣板の間に居た女王蜂と働き蜂は次々と最下部の底箱に移ります。
その間蜂たちがいなくなった最上段と二段目の巣箱をピアノ線で切り離し再び天板を二段目巣箱の上にかぶせます。
最下部巣箱に塊っていた女王蜂や働き蜂は徐々に元の巣箱に戻ります。そして一段少なく成った巣箱(さし箱)を補充し元の姿に戻します。
働き蜂たちは突然大切なハチミツを襲われたため猛攻撃してきますが防御服のお陰で誰も刺されることなく無事に搾蜜作業は終了することが出来ました。
実は二段目の巣箱にもびっしりとハチミツが残っているのですがこれは和蜂たちの越冬用の食料として残しておくことが大切なのです。
十日後には垂れ蜜方法で搾蜜した「幻のハチミツ」は少量ですが深淵なる美味を今から楽しみにしています。