3年前の10月、鎌倉在住の歯科医師より長野県の伊那谷に近い中川村と云うところに和蜂の養蜂老大家が居るとの事で紹介して頂くことになりました。
初めてお目に掛ったのは中川村にある公立病院の一室で、丁度足の怪我で入院中であった。お見舞いの挨拶もそこそこにベッドの脇で養蜂談義と成り、私は都市養蜂の様子を説明し、日頃からの疑問に思っていることを尋ねると一つ一つ詳細に教えて頂き、その見識の深さに驚きました。
その後、2度訪問しましたが最近はコロナ禍でお伺いすることが叶わずにいました。
今春NHKの番組を見ていたら長野県伊那谷近くの棚田紹介の中で古くからこの地で和蜂養蜂をされている人物が放映されていたので、よく見るとなんと小生の私淑している老養蜂家が杖をついて説明されている姿を拝見し、お元気になられたことを知り安堵しました。
先般、某団体から和蜂の講演を頼まれ、その折にこの老養蜂家の養蜂人生の一端を話しましたところ、是非その方に会いたいという人が現れ11月初旬に面談アポを取り付け現地を訪れました。
コロナ規制が解除されたばかりの日曜日で外出者も多く、目的地も来訪者が多くて大忙しの中、我々の為に時間をとって頂き養蜂講義に花が咲き、沢山の疑問点が解決しました。
日帰りスケジュールの為、少々疲れたが実に有意義な一日と成ったことを感謝して翌日からの養蜂作業に精を出しつつ次年度の計画を思い巡らしているこの頃です。